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耳鳴りの種類と改善法

不快な耳鳴りを少しでも改善しよう!
ひと口に耳鳴りと言っても、色々な種類があります。
片方の耳だけの場合もあれば、両方の耳の場合もあります。
また、聞こえる音も人によりさまざまです。

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耳鳴りの種類

耳鳴りとは周囲に音源がないのに「ジー」とか、「キーン」とか、あるいは心臓の鼓動のような「ドクドク」などという音が聞こえてしまう事を言います。
その音のために「気になって物事に集中できない」、「眠れない」、「イライラしてしまう」といった状態を引き起こし、「つらい」と感じてしまうのです。

このような耳鳴りにはいくつかの種類と原因があり、それによって治療法なども異なってきます。まず、あなたを苦しめている耳鳴りはどのような耳鳴りかを確認してみましょう。

耳鳴りには、次のような種類があります。

◆他覚的な耳鳴り
耳の周りの筋肉や関節の音、血管の血流の音などが本人はもとより、聴診器などを当てると、第三者にも聞こえる耳鳴りです。
耳鳴りの音は「ザーザー」とか「ドクン、ドクン」といったような脈に一致した血流音のようなものが殆どです。この他覚的な耳鳴りは耳の周囲の血管異常や高血圧、顎関節症や顎筋肉の結節や腫れなどが原因として考えられます。

◆自覚的な耳鳴り
本人にしか聞こえない耳鳴りで、多くの場合の耳鳴りがこのケースです。
耳鳴りの音は「ジー、ジー」とか「キーン」など、人により色々な音があり、またいくつかの音が同時に聞こえる場合もあります。この自覚的な耳鳴りの多くは内耳や聴神経などの異常が原因と考えられています。

◆生理的な耳鳴り
真夜中の周囲が静かな時に「シーン」という音が聞こえる時がありますが、これは生理的な耳鳴りと言い、健康な人も感じる耳鳴りなので心配はありません。

◆病的な耳鳴り
特定の音が、片方の耳か両方の耳で、うるさいくらいに時々鳴ったり、またはいつまでも続けて鳴ったりするものが病的な耳鳴りです。鳴ると同時に、難聴やめまい、吐き気や頭痛を伴う事があります。このような耳鳴りの場合はすみやかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

[耳鳴り・音による分類]

通常の耳鳴りは音により、次のように分けられます。

◆「ジージー」という耳鳴り
高年齢者に多い耳鳴りで、夜間など周囲が静かになると自覚されやすく、「気になって眠れない」という人も多くいます。

この場合は、老化または「腎系」に原因があると考えられています。右側の耳に発生する事が多いですが、両耳の場合もあります。

◆「キーン」という耳鳴り
高音の金属音のような耳鳴りで、この場合は神経的なものが原因と考えられています。興奮状態の持続、緊張、不安やストレスなどが引き金となって発生しやすい耳鳴りです。

◆「ミーンミーン」という耳鳴り
セミが鳴くような音で、中耳炎が疑われますが老化が原因の場合もあります。

◆「ウォンウォン」という耳鳴り
どこかでモーターが回っているような比較的低温の耳鳴りで、自律神経の乱れが原因と考えられています。

◆「ザー、ザー」という耳鳴り
突発性難聴または何らかの血行障害がある場合に発生しやすい耳鳴りです。

◆「ゴー」「ドクン、ドクン」「グァングァン」という耳鳴り
このような激しい耳鳴りは、脳卒中や脳梗塞の前兆として現れることがあります。血液やリンパの流れが滞っているときに発生しやすく、高血圧性の耳鳴りの場合は両耳に、また動脈溜など血管性の場合は片方の耳に発生します。

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耳鳴りの原因

耳鳴りの原因には様々なものが考えられますが、原因をつきとめる事により、改善法や治療法も見えてきます。

◆全身的な異常による耳鳴りの原因
・高血圧などの循環障害によるもの
・甲状腺機能亢進などホルモン異常によるもの
・アレルギーによるもの
・ビタミン欠乏など、栄養障害によるもの
・糖尿病などの代謝障害によるもの
・神経症やうつ病などの心因性の病気に伴うもの

◆耳鼻科の病気による耳鳴りの原因
・外耳性耳鳴り・・・外耳炎、耳垢塞栓など
・中耳性耳鳴り・・・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎、耳管狭窄症など
・内耳性耳鳴り・・・突発性難聴、メニエール病、内耳性難聴、音響性外傷、老人性難聴など
・後迷路性耳鳴り・・・聴神経炎、聴神経腫瘍など

◆その他の原因
・肩関節や首筋などの凝り
・顎部の歪み
・ホルモンのバランス異常による
・噛み合わせ(左右どちらかの奥歯で噛む癖がある場合)
・更年期障害
・老化による
・大きな騒音や爆発音などによる損傷
・むち打ち症など、頚椎のゆがみや圧迫
・耳の細菌感染
・外耳道や耳管の閉塞
・アミノグリコシド系抗生物質やアスピリンの大量投与

[危険な耳鳴り]
まれに脳動脈瘤・動静脈奇形・聴神経腫瘍などの脳が原因となって発生する耳鳴りがあります。
この場合の耳鳴りは治療が遅れると、命に危険をおよぼす恐れがあります。
急激に耳鳴りが起こったり、耳鳴りの様子が普段と違っていたら、一刻も早く専門医を受診し治療をうけましょう。

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耳鳴りの治療と改善法

耳鳴りの治療は一般的に耳鼻科の専門医に見てもらうのが適切です。
耳鳴りの種類により、耳鼻科以外の原因が考えられる場合は内科や神経科、脳外科、心療内科などを受診します。

[耳鳴りの治療法]
・内服薬による治療・・・ビタミン剤、血管拡張剤、血流改善剤などを使用します。
・耳鳴りマスカー・・・耳鳴りに似た周波数の雑音を聞かせることによって耳鳴りをコントロールする方法です。
・耳鳴りの心理療法・・・カウンセリングなどを受け、自律訓練法などを行います。
・耳鳴りの外科的療法 ・・・注射、手術などを行います。

自分でできる・耳鳴り改善のヒント

◆自律神経を訓練する
耳鳴りは自律神経と深いかかわりがあります。普段は気にならなくても、ストレスを抱えてイライラしている時など、耳鳴りが強く感じられたりします。

自律神経は体温や血圧、脈拍や呼吸、汗などの調節をしていますが、これらは自分で意識しなくても自然に行われています。この自律神経を訓練する事により、耳鳴りを少しでも改善する事ができます。 自律神経を訓練するにはヨガや座禅、瞑想などが効果的です。

自律訓練法に関しては、さまざまな書籍やCD、DVDなどが販売されているので、参考にしてみてください。
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◆リラックスする
首や肩の筋肉疲労により、耳鳴りが発生する事があります。身体を休め、精神的にもリラックスする事により、耳鳴りが改善する事があります。
リラックス法としては、温泉に入ったり、音楽を聴いたり、香をたいたり・・・・など、自分でここち良いと感じる事なら何でも良いとされています。

◆ウォーキングを行う
ウォーキングにより、全身の血行が良くなるので、耳鳴りの軽減へとつながります。
歩く時は少し大股で、うっすらと汗ばむ程度に行いましょう。
時間にして、30分~50分くらいが良いでしょう。

◆首のストレッチをする
肩の力を抜いて、ゆっくりと左側へ首を曲げます。曲げ切ったところで、30秒間停止した後、ゆっくりと元にもどします。 これを上下左右3回ずつ行います。

◆耳のストレッチをする
親指と人差し指で両耳をつまんで少し強めに上下左右へと引っ張ります。
耳の周囲の血行が良くなり、耳鳴りの軽減へとつながります。

◆噛み合わせのバランスを取る
噛み合わせが悪いと左右どちらかに耳鳴りが生じる場合があります。顎関節に負担を生じさせ、中耳の血管を圧迫するからです。
左で噛む癖のある方は、意識して右の奥歯で噛むようにし、次第に左右のバランスを取るようにすると耳鳴りが改善する事があります。

◆蒸しタオルで血行を良くする
肩や背中、首筋がこっていると、筋肉が緊張し、頚椎関節の動きに影響を与えます。その結果、内耳動脈などの血流が悪くなり、耳鳴りが発生しやすくなります。
筋肉疲労がたまってこっている部分に、蒸しタオルをあてて血行を良くすることにより、耳鳴りを軽減する事ができます。

◆サプリメントを摂る
耳鳴りの改善に効果があるとされるサプリメントには、ビタミンB12、コンドロイチン、ローヤルゼリー、亜鉛、イチョウ葉エキス、ハチの子、ヒマワリ種子エキスなどがあります。(ただし、効き目には個人差があります。)

◆その他
耳鳴りの原因と症状には個人差があり、全ての方に有効かどうかはわかりませんが、次のようなもので改善した例もあります。
市販薬(ナリピタンなど)、漢方薬(耳鳴丸など)、ツボ押し、爪もみ、食用菊、小松菜、明日葉、すりごま、納豆、黒酢など。

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■ひとくちメモ
気にすればするほど、よけい気になってしまう耳鳴りですが、病的な耳鳴りでなければ、少しずつ、音が小さくなってくる場合が多いようです。 耳鳴りと上手に付き合い、徐々に軽減させていくのも一つの手かも知れませんね。

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